車の盗難状況
 
1日に128台、1時間に5.3台が盗まれている
盗難車

警察庁の犯罪統計調査によると、全国の自動車の盗難は、平成17年度では46.728件で、日本全国では1日に128台が、1時間では約5.3台が盗まれていることになり、盗難された車の7割以上が戻って来ていません。
特に平成10年度までは、ほぼ横這いの件数だったものが、平成11年度から5年間で約2倍の64,223台に増えましたが、16年、17年は、減る傾向を見せています。
この減少傾向は、警察の努力のたまものですが、電子キーのイモビライザーや盗難防止装置などの普及、そして2002年秋から登場したガラス刻印施工の影響も関連してると考えられます。

盗難車とガラス刻印

   
契約駐車場は、泥棒には車のデパート
盗難防止

盗難の発生場所は、屋外の契約駐車場がもっとも多く、人の出入りが自由で、複数の車が駐車しているため、盗みやすい車が選べる利点があります。
中古車センターや車ディーラーの駐車場も狙い目となっているようです。

車犯罪

   
小型車・軽は、盗難増加、高級車が減少
車種別車盗難

車盗難というと外車や高級車が狙われやすく感じますが、実は、200万円未満の車の盗難が70%を占めています。
反対に300万円以上の車の盗難は、半分に減っています。
これは、高級車などに標準装備されているイモビライザーなどの防犯装置の普及効果が現れていると思われます。
最近では小型車や軽自動車、トラックなどの被害も多く、登録から3年以上の車の盗難が全体の70%に達しています。

車の盗難

車の盗難

   
泥棒は、隙のある車を狙う
防犯

盗難防止装置がついている車と、ついていない車があれば、ついていない車を選びます。
駐車場に、売りごろの車が複数台駐車していたら、盗みやすい車を選ぶのが心理で、わざわざ、危険を冒すことは避けます。

泥棒は、盗難防止装置がついているか、ついていないかを、どこで見分けるのでしょう。
一番簡単に見分けられるのが、盗難防止装置装着車、セキュリティなどと表示されているステッカーではないでしょうか。
ちなみに、住宅やビルの警備会社や防犯機器メーカーなどのステッカーだけをほしがる方が多いそうです。

   
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